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2009年10月31日

小説第一章つづき

小説「野良ニャンコのハーモニー」


第一章 そばにいてよ……  つづき


母親もいなくなり、兄のシオもいなくなりゴマは孤独な日々を過ごし続けていた。

なぜ、どうして? と繰り返しつぶやきながらゴマは過ごしていた。

その寂しさからか、おじさんとの距離をどんどん縮めていくゴマ。


完全に信頼しているわけじゃない。でも、そうすることしか選択の余地がなかった。


ゴマ植木とお話.jpg

「兄ちゃん知らないかなぁ?」

植木に向かって問いかけてはみるものの、返事はない。わかってはいるが、聞かずにはいられなかった。

探すとはいっても、どこを探せばいいのかわからない。

ゴマの行動範囲はかなり狭い。遠出する気にもなれなかった。

おじさんのところにいれば、おいしいご飯にありつけるし居心地はよかった。


兄ちゃんがいてくれれば、もっともっとよかったのに……。



黒トラさん.jpg

「よう、そこの坊主。いいこと教えてやろうか」
黒トラがゴマの前に突然現れた。

「な、なんだよ」

(兄ちゃん、怖いよ。助けてよ)

心の中で、しきりに兄のシオを呼んでいた。来るはずがないというのに。

「おや、震えてるのかぁ。ふん、弱虫めが」

「震えてなんか……ぃなぃょ」

「ん、なんだって? よく聞こえないんだがねぇ」

(うるさい!!)

ゴマは、シッポを股の間に丸め込み逃げる算段をしていた。

「まあ、いい。俺様は、知ってるぞ。おまえの兄貴のことをな。おしえてほしくないか」

ギョロリと睨みをきかせ、ゴマを見る黒トラ。

ゴマは、なにも言葉を発することができなかった。

「どうした。知りたくないのか」

「し、し、知りたぃ……」

ニヤリと黒トラは笑みを浮かべ、こう言い放った。

「おまえの兄貴は、あのおやじに殺されたんだよ。それで……喰っちまったんだよ」

「う、う……そだ」

「うそじゃないさぁ。おまえも早いとこにげないと、喰われちまうぞ。ヒヒヒッ」

うそだ、うそだ、うそに決まってる。

だって、母ちゃんも兄ちゃんも優しいって言ってたもん。だまされるもんか。

黒トラは、小さなゴマに向かって「シャーッ」と威嚇すると飛び掛るまねをした。

ゴマは一目散に逃げていった。寝床の物置のほうへ向かって。

そのとき、黒トラの声が聞こえてきた笑い声とともに。

「もう来るんじゃないぞ。死にたくなかったらな。それと、俺様はルーインってんだ、覚えておけよ」


ゴマは、それ以来おじさんのところに足を運ぶことができなくなった。

おじさんが怖かったんじゃなく。ルーインと名のった黒トラを恐れていたんだ。

黒トラの影が見えるだけで、クルリと向きをかえ物置に引き返す。次の日もその次の日も、同じだった。

兄ちゃんがいてくれたら……。

それしか、考えることができなかった。もう、ゴマの目はうつろだった。

薄暗い物置にグゥーと腹の虫だけがこだましていた。


つづく



恒例となりましたCMの時間です。
ゴマには無理などですが、今回は、生命保険のCMです。
シオに保険が適用できていたら、ゴマも苦労しなくてすんだかもね。
ということで、みなさんの保険も見直してみませんか。今、加入の保険も本当にいいのかどうか相談にのってくれると思いますよ。





今日は、もう一つ。
これは、私も気になっている商品なので載せました。
話題の薬用スカルプDシャンプー、毛髪が気になる方必見です。










ラベル:小説
posted by カゲツナ at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ニャンコ物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫にマタタビ!!

ことわざで「猫にマタタビ」ってあるの知ってるよね。

マタタビは猫が大好きなものと思われがちだけど。本当にそうなんだろうか?


黒トラさんゴシゴシ.jpg

答えは、好きな猫とそうでもない関心がない猫とで半々なんだって。


栄養素としては、マタタビは猫にとって必要なものではないからどっちでもいいんだけどね。

害もないし、問題なし。


人も同じなんじゃないのかな。

酒好きとそうでない人がいるようなものだと思う。

猫だって酔って気持ちよくなりたい猫と、マタタビはどうも苦手だっていう猫がいるんだろうね。


意外と、猫も人も似たもの同士なのかもしれないよ。


(参考資料「猫を飼う資格!?猫検」


この本が気になる方はクリックすれば購入できますよ。私のおすすめです。













ラベル:マタタビ
posted by カゲツナ at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 猫について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月30日

そばにいてよ……(第一章)

小説「野良ニャンコのハーモニー」


第一章 そばにいてよ……


ゴマシオコンビ.jpg


「兄ちゃん待って」
ゴマは、シオの一歩後ろでピタリと足を止めた。
おじさんがドアを開け顔を出してきたからだ。ゴマはつい、逃げなきゃと思ってしまう。

大丈夫だといことはよくわかってはいる。けど、なんかされるんじゃないかって心のどこかで信用できていないんだ。

「ゴマ、大丈夫だよ。昨日だっておいらの頭なでてくれたじゃんか。気持ちよかったぞ。
ゴマもなでてもらえばいいのに」

「ムリだよ」

「グホッ、グホッ」

「おや、どうしたんだい。どこか具合でも悪いのかい」
おじさんの手がシオの背中をなでる。

おじさんになでられるとなぜか、シオはスッとするような気がしていた。

(兄ちゃん、最近咳がひどくなったんじゃ……)
ゴマは心配でならなかった。

心配は、その日の夜、現実のものとなった。

シオ6ヶ月の短い命に終止符をうった。

ゴマにはシオの最後の言葉が頭から離れなかった。


シオなあに.jpg


「ひとりぼっちじゃなからな、いつもゴマのそばにいるかなら。安心してついてこい。いいな」

それなのに、どうして……。

「兄ちゃん、目開けてよ。ほら、ねぇってば」

シオは、目を見開き口を大きくあけ血を吐いて横たわっていた。
ピクリとも動かず。
体を硬くして。

前足でチョンチョンと突っついても、シオのパンチは飛んでこない。

いつもだったら、飛び跳ねて両手で掴みかかってくるのに。

(どうしちゃったんだよ。兄ちゃん)

動かないシオの横でゴマはちょこんとしばらくの間座っていた。

時が経つのも忘れて。

おじさんも、今日はなぜか来てくれない。

いくら、呼んでも来てくれない。

いつものシオとゴマのハーモニーのような鳴き声じゃないから来てくれないんだろうか?

弱々しいゴマだけの声だけじゃ聞こえなんだろうか?

勇気を振り絞って、玄関ドアまで来たっていうのに……。

日が暮れようとしていた。いつのまにそんなに時間が経ったのだろう。

一台の車がエンジン音をたて家の前に止まった。

ゴマは逃げた。奥の草むらに身を隠し、じっと様子をうかがっていた。

おじさんだ!

兄ちゃんになにかしている。どうしよう、助けなくちゃ。

どうしよう……。

兄ちゃんは、どこかへ連れて行かれてしまった。

ダンボールの箱に入れられて。

どれくらいたったかわからないが、おじさんが帰ってきた。

ゴマは、勇気をふりしぼっておじさんの前に飛び出した。

そして、おじさんの声がゴマの耳に入ってきた。

「おまえの兄ちゃんは、天国に旅立って行ったよ。きちんと火葬してあげたからな」

と。

カソウってなんだ?

テンゴクってなんだ?

ゴマにはわからなかった。ただ、わかるのは、兄ちゃんがその日を境にして消えたことだけだった。


つづく


ちょっと、長くなっちゃったかな。
最後まで読んでくれた人、ありがとう!


ここで、いつものようにCMです。
シオのように突然死しないように、十分ニャンコの健康には気をつけましょうね。
動物病院でのサポートがやっぱり必要だよね。健康食にも気を配りましょう。










ラベル:小説
posted by カゲツナ at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ニャンコ物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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